コラム

2022.5.14

【コラム】凄いパチンコ法人YouTube運用の教科書  1/n

【コラム】凄いパチンコ法人YouTube運用の教科書  1/n

コラムを担当させて頂きます、中嶋塾のHMC(ハイパーメディアクリエイター) a.k.a. officeROHAN株式会社のわたなべと申します。

何だこいつキモ。と思った方はこちらの思惑通りで御座います、ご贔屓よろしくお願いいたします。

 

今回のコラムは「パチンコ店のYouTube」を中心に執筆させて頂きます。

現在YouTubeを運営している法人様、YouTubeを検討している法人様、様々な方にご覧頂けましたら幸いです。

YouTubeのことはたくさん言いたいことが有りますし、思いついた順につらつら書きますので、どうせ長文乱文になります。貴重なお時間を割いてご覧頂いてありがとうございます。最後までお付き合い頂けましたら幸いです。

 

世のパチンコ店YouTubeチャンネル

常々申し上げておりますが、パチンコホールの運営するYouTubeは以下の分類でカテゴライズ出来ます。

  1. 演者起用系実戦ch
  2. 差別化コンテンツ系ch
  3. 自己満足系ch

 

各種サクッと

1.に関しては、マルハンチャンネル様を筆頭に、様々なチャンネルがお馴染みの顔ぶれを起用し、鎬を削っている状態です。製作会社サイドでも「飽和している」「ネタない」「演者被る」と泣きを入れ受託を断るほど、クリエイティブのどん詰まり感が漂っておりますが、

・撮影当日の集客

に貢献できるのであれば、アリ、でしょうし、広範囲への認知が目的であればそれもまたアリでしょう。

個人的にはコスパ悪いな、金持ってるとこは良いな、と思います。

と言って、安価な費用で低コストで演者・ライターを起用しても再生数が取れませんので、ジレンマまみれの茨の道ですね。

 

2.差別化コンテンツ系

ウラッキープラザ様をはじめ、各社様自前の企画、出演者で動画を作成するチャンネルです。

有名どころではオカルト店長様、パチクエ様、買い取ってみた様、などでしょう。

超新星のように爆誕したマリオンTV様も忘れず要チェックですね。(真顔)

初動でキモい数字をたたき出しているモンスターの様なチャンネルです。

 

さて、ここは9割8分がスベるジャンルとなっており、正に修羅の道。行くも退くも地獄です。

わたくし提唱の「YouTubeの伸ばし方30選」と照らし合わせますと、ほぼ真逆の選択をしているホール様ばかり。

当たったときのリターンは大きいのですが、なかなか当てられていないのが現状です。

 

3.自己満足系

ホール側の「これ見たかったんだろう?」「これが面白いんだろう!?ほれほれ、ケツバットだぞ!激辛カレーだぞ!!やってみた、だぞ!!!笑え!笑えよおおお!!!!」を押しつけられると言う地獄がこちら。

上長からの無茶振り「YouTubeやれ」もこちらに該当します。

本来で有れば従業員やお客様に還元されるはずの人件費や予算が、YouTube界のスペースデブリとして消費される、見ていて非常に悲しくなるチャンネルです。見ませんが。

 

これからのYouTube運営では何をするべきか

現在上手く行っていないホール様、これから参入を考えているホール様へおこがましいのですが、私からアドバイス。

数字を取ることはマストです。取れないならやってる意味が無いので。

でも、とれた数字を活かせないならそれもまた、やる意味ある?となってしまいます。

これからのパチンコ店YouTubeは、再生数×影響力の誘導先、までを設計に入れていく必要があるのだと感じております。

正直YouTubeで数字を取ることは簡単なので(演者・ライターなんか使わずとも)数字の伸ばし方については本日は割愛します。

数字を取れた後、の事考えてますか?というお話しが主になります。

 

獲得した影響力を最大化するために、運用の際に必ず決めておきたいことはざっくりこの通り

目的は何なのか

広く認知を取る?取ったあとはどのように来店やファン化をしてもらうのか。地域の人だけに見られたら良いのか?その為の施策と設計は?この辺りを考えずに、なんとなくで初めて上手く行くケースは2%くらいですから、基本的には最初の設計が命です。

なんとなく初めて成功する天才が御社にいれば、とっくに成功していますので、そこはあまり期待しない方がいいですね。設計命です。

 

連携部署はどこなのか

こちらは強く申し上げたいのでぜひ二回ご覧ください。

広く取った認知を「集客」に繋げるのか「採用」に繋げるのか、十全に部署の連携が機能しているホール様を見かけることは極めて稀です。と言うか私の狭い見識では見たことがないです。

チャンネル・SNS・広報担当者→本部や人事・店舗の連携がバッチリだぜ!と言うホール様を知っていたら是非教えて下さい。

非常に少ないと感じます。

 

YouTubeを例にお話しします。

まず能動的にYouTubeに挑戦されるホール様のケースは、大体が以下の通り

・良い意味のやりたがり、意識高い系、リーダーシップある系

の従業員さんが主体となって開設されます。

で!

まず数字を取れないことは論外なのですが、「もっとみんなを巻き込んで、全社一丸となって取り組もう!みんなで作り上げようぜ!俺たちのYouTube!!」と言う空想はほぼ100%成立しません。

過去私が立ち上げてきたプロダクトや、業界でウォッチしていたコンテンツ、業界のインフルエンサーなど、意外かもしれませんが「社内孤立」している例は珍しく有りません。

ちょっとやそっとのバズでは、全社協力は望めませんし、そもそも皆さんお忙しい。自分の担当以外のプロダクトにそこまで情熱的に行動できません。それが正常です。あの某大きなチャンネルにしても、社内にはアンチが山ほどいると聞きます。

業界でも有名なあのTwitter万超えアカウントが、実は社内で煙たがられている、なんてハナシも聞きます。せっかく獲得した影響力を最大化出来ていないケースが意外なほど多いです。

数万、数十万登録の法人チャンネルでも、現場の店長さん・社員さんになると無関心。と言うケースもとても多いです。まあそんなもんですよね。

 

良く有る例がこちら

担当者「俺めちゃくちゃ頑張ってるのに、協力してくれる社員少なすぎんか!?おかしいやろ!もっと手伝ってもいいんちゃうか!もっとネタくれるとか、もっと褒めてくれるとか!こんなんやってられへんで、辞めたるぁ!」

となって終わってしまうケース。これ、当たり前のことなので「自分のパーソナリティやコンテンツで周囲を巻き込んでみんなでやる」を初期設計に入れない方が絶対に良いです。レベルの高い巻き込みは、日本人で数人くらいしか出来ないことなので、これを期待して設計図作ると確実に頓挫します。プペってる人が大体これを期待して挫折します。

じゃあどうすりゃ良いのと言うと、オススメプランはこちら。

設計の時点で目的を明確に

例:採用に繋げたいぞ→人事部と連携しておこう

例:集客に繋がったら良いな→営業の皆さんと情報共有

周囲が勝手に巻き込まれて、力を貸してくれるという事は基本的にありません。

どの部署に、どういったメリットを分け合いたいのか、ピンポイントで狙い撃ちして事前に協力を取り付けておきましょう。

その際も、人事部全体を巻き込む、と言うのも難しいでしょう。人事部の誰々さんはまず味方である、と言う状態から一人一人切り崩していくのが有効です。

「協力したらメリットがあるかもしれませんよ」よりも「協力しないと損しますよ、あなたの評価が落ちますよ」という状況を作って差し上げるのが、相手にとって最も親切で良いでしょう。その為にも数字にコミット!出来ない担当者はオミット!

 

苗から一緒に育てる仲間を探すのは、難しいです。

まずは、苗を自分で育て果実を収穫して、仲間に果実を食べてもらいましょう。果実の旨さを知った仲間から、次の苗を一緒に育てようと言うマインドになっていきます。

はじめからメリットを感じてもらい、そこから力を貸してもらうと言うのが効果的ですね。初回無料、と言うヤツですね。あっそういえば中嶋塾って月額¥125,000円もするのに初回は無料でお試し参加が出来るんだったこの手法非常に効果的だしまだ無料で受講してないという人はこんなコラム読んでないですぐに問い合わせから連絡してくださいね!まあ連絡先は私に繋がりますから「コラム見ました!」と言ってくれれば嬉しいんで無料参加二回くらいに勝手に増やしますのでその旨お伝え下さいね本当はダメなので内緒ですがね。

 

HMCが今、取り組んでいるプロダクトのお話しなど

クリエイティブ活動で最も難しいことは、理解者を増やすことだと感じます。

見ている分には楽しいし、笑えるから応援はするよ、と言う方に、手伝ってくれ・予算を割いてくれ・稟議を通してくれ、となると話は別です。秒で笑顔が消え、そっぽ向かれることなんてままある話。

そう言った人に「なんだよ!」と憤るより、メリットを提供して上げて理解者に、協力者になって頂くのが続ける秘訣。

YouTubeやSNSを続けると言うことは、数字を取るよりも社内の根回しや人間関係の構築の方が大切だったりします。

「それじゃあクリエイティブに未来はない」とお嘆きの貴兄、企業系アカウントというのはそう言う物です。好き勝手やりたいなら個人アカウントでやれば良いのです。

企業アカウント/企業チャンネルの醍醐味。センスクリエイティブを、チームとして大きな影響力に変換し、法人の売上や採用やブランドへ再変換する、と言う部分がロマンではないでしょうか。要するに現金を玉に、そして金地金に交換し、たまたま買い取ってくれる古物商に売っぱらう、正にそんな感じです。つまりぱちんこは浪漫です。(?)

 

今そんな、数字=影響力、にて獲得出来るメリットの最大化チャレンジの機会を頂きました。関わる全ての方にこの場でもお礼申し上げます。

先日、「マリオンTV」の立ち上げをさせて頂きまして、当コラム執筆時点で動画UP3本、総再生数は47万回。非常に良い数字が初動で取れております。「どうせ大内レイがでてるからだろ、それだけだろ」とお思いの貴方、半分弱は正解ですが半分は大ハズレ。その思考一生発信弱者で終わりますので、もっと考えましょう。モテませんよ。

ご存じのとおり元ウラッキープラザの大内レイ氏を企画出演担当にアサインし、再現性のある影響力の確保を命題に走り出しています。

 

先ほども申し上げましたが、数字を取ることは簡単です。

大切なのは、獲得した影響力をどんな形で働く皆様へ還元出来るか、だと考えております。集客に貢献できる、採用に貢献できる、他にも様々なメリットを模索していきます。担当者だけが楽しい、ではダメなのです。繰り返します、担当者だけが楽しい、は絶対ダメ。企業のYouTubeやSNSを担当する方は、自分は楽しみつつも、如何に仲間にメリットを提供するかを探し続けなければいけません。自己満足の運用では、絶対ダメです。チームの、店舗の、法人の代表として、様々な形での利益を仲間に還元する心意気を常に持ちたいですね。

 

今回マリオン様に頂いた機会は要するに、とれた数字をどのように営業に採用にブランディングに、そして今までは思いつきもしなかった形の利益に、変換出来るかどうかを追求するというプロダクトです。

チャンネルで得た数字を、他の従業員や店舗にスライドすることが出来るのか。担当者、関係者だけが楽しかったね、で終わらない利益還元型の運用。ルフィ級の「うるせェ!!!いこう!!!」でないと実現できない巻き込み力を再現出来るのか。

企業YouTubeが、影響力と利益のハブ化に成功するか。今後も許可を貰える範囲で情報公開をしていきたいと考えております。

さいごに

数字を取るだけなら、YouTubeを企業で取り組む必要はパチンコ業界では薄いかと考えます。

逆に、利益が創出できるなら300再生でも500再生でも成功、と捉えても良いでしょう。

いずれにしても、中身のない数字で成功だ失敗だ、判断する時代は終わりつつあります。設計図を精密にデザインしてから取り組んだYouTube運用からは、必ず得られる成果が有ります。なんとなくの運用の10倍成果が得られます、ぜひお試し下さい。

(と言って、数字を求めないならYouTubeというプラットフォーム使う必要はありませんのである程度数字は担保しないといけませんが)

などと言いつつ、自己満足全開で書き連ねた駄コラムになりました。ほんの少しでも何か良いことを感じて頂けたらありがたいです。ここまで読んでくださった方に限り、YouTube・SNS、お悩み相談はいつでもお気軽にどうぞ。Twitter、LINE、問い合わせ、からいつでもお待ちしております。「どしたん?話聞くけど?」みたいな感じで無料で相談に乗りつつ良い人感を演出し、最後は高額悪徳コンサルの中嶋塾に堕とすというホストも真っ青な手法をお目にかけましょう。

おわり